黒歴史

黒歴史のない人間を信用しないようにしている

 

そもそも黒歴史のない人など存在していないと思っているのだが、中には頑なに「いや、私は今まで何もフシダラな事や人様の迷惑にをかけるようなことはしたことがない」と言い張る人もいる

 


しかしこの考え方は少し違っていて、
黒歴史というには人に迷惑をかけたりフシダラなことをしたことを反省するのではなく、自分自身が自分自身の羞恥を(その時は無意識に)晒した結果生まれるものなのだ

 

 


私は中学生2年生の時、生まれて初めて自分だけのPCを買ってもらった。

当時はまだFBやTwitterの流行る前で、大体の中高生はyoutubeで動画を見るかブログを開設するかのどちらかだった。

 

私は後者を選んだ。結果、とんでもない黒歴史を生み出してしまった

 

 

当時私はある邦楽ロックバンドに熱心で毎日毎日彼らに関する事を書いては投稿し、彼らを半ば神として崇め、彼らと敵対するバンドをコケにしては記事にして投稿していた

何と言ってもブログ名はそのブログの顔であるから慎重に吟味して付けた

「crazy riot diary」

そのバンドの楽曲からヒントをもらって命名した

阿保丸出しである。


だが黒歴史の怖いところは、盲目的に行動してしまうところにあって、こんなポンコツ丸出しなタイトルのブログでさえも世界一かっこいいと思っていたし、そんなブログを開設している自分、最高にクール、と思ってしまったところである

 

 

そしてもう一つ、当時のブログ界隈ではバトンが流行っていて、それにも毎回参加し、言ったところで聞いたところでなんの徳もない情報を垂れ流しては、他のブロガーさん達と仲良くなりたいなあなどと考えていた。


そんな事に何時間も費やしていた中学生時代。
全くその間に何問の数式が解けた事であろう

当時の自分を殴ってやりたい

 


だがそのブログ執筆活動も半年ほどで飽きてしまい、そのまた数ヶ月後にはログイン時のパスワードやらなんやらはすっかり忘れていた。

 

 


それから5年後、とある友人からURLが添付されたメッセージが届いた


「これさ、YKEの昔のブログ?笑」

 

飛んだ先のURLには、「それ」があった


テーマカラーのショッキングピンク色の背景。ブログ名は黒文字の筆記体ででかでかと「crazy riot diary」と書いてある。

プロフィールには当時の私のペンネームとグルーミー(今このキャラクターを知っている人はいないと思う)がプロフィール写真として使われていた。


正しく、14歳の私が開設したブログだ

は、恥ずかしい。。。

 

黒歴史のもう一つの恐怖は、こうして忘れた時に第3者によって発掘される事にある
発掘され、そしてお披露目された時にはもう恥ずかしさを通り越して消えてしまいたいという気持ちにでいっぱいになるのだ

 


だが黒歴史の楽しみもある
それは他人の黒歴史を発見、発掘した時だ

 

 

それは以前私が発見した、友人(男性)の女装アカウントであった。
彼曰く、学生時代に学園祭用に作ったアカウントらしいが、本人もすっかり存在を忘れていた様だ

写真の中にはメイド姿の彼やバニーガールに扮したものもあり、相当恥ずかしがるだろうと思っていたのだが

「そこらへんの女子より可愛いしどんどん広めてよ」と言われてしまった。

 


黒歴史も時にはいい思い出になるんだなとその時初めて思った。